TOP » 裏側矯正の歯科選びお悩み解決Q&A集 » 歯科医師が答える矯正歯科Q&A【小池陵馬先生】

歯科医師が答える矯正歯科Q&A【小池陵馬先生】

小池陵馬先生に、インプラント治療についてインタビューしました。

矯正治療のメリットについて

矯正することの目的、メリットはなんでしょうか。

小池先生

1つは、見た目の改善によるコンプレックスの解消です。自分に自信を持つことができます。
たとえば、カウンセリングのときは口元を手で隠す癖のあった患者さんが、治療が終わったらその癖も無くなったという例もあります。

強いコンプレックスを持っていなかったとしても、他の治療を進めるうちに、歯並びを直したいと考える方も少なくありません。

見た目の改善を目的とする場合、矯正以外にも方法はあると思います。他の審美歯科の治療と比べ、歯列矯正が優れている部分はありますでしょうか。

短期間で美しくしたい場合は、審美補綴(被せ物での治療)をおこなう場合もあります。
通常歯列矯正は2年から、長いと4年ぐらいかかってしまうので、今すぐにキレイにしたいというニーズに応えるのは難しいです。

審美補綴であれば1〜2ヶ月で効果を得られるので、そちらを選ばれる方も多いです。
ただ、この治療法は自然の歯を削ってしまうので、矯正治療に比べて長期的に見ると歯のダメージが大きくなってしまいます。

歯は、70歳、80歳になっても利用するものです。
何歳になっても自分の歯で食べられるのが理想だと思いますので、40年後50年後まで考えて治療方針を選ぶのがベストです。

審美以外の面で、矯正をおこなうべき理由を教えてください。

歯並びを改善することで、歯を健康に長持ちさせられる確率が上がります。
歯並びが悪いと、どうしても磨き残しが出るので、そこから虫歯になったり、歯周病の原因になったりしてしまうのです。

また、歯列矯正によって噛み合わせも改善されるので、噛み合わせが原因で起こる頭痛が軽減したりですとか、全身の健康にもメリットがあります。

矯正治療について

矯正治療には大きくワイヤーとマウスピースがあると思いますが、現在の主流はどちらでしょうか。

小池先生

当院では7割の患者さんがマウスピース、特にインビザライン矯正を選択されます。矯正器具が外見に影響することを避けたいという患者さんが多いためです。

また、インビザラインの場合はまとめてマウスピースをお渡しするため、通院頻度が2〜3ヶ月に1回程度にできます。
ワイヤーの場合は最低でも1ヶ月に1度は通院が必要になります。時間に余裕がない方にもマウスピース矯正はおすすめです。

ただ、歯の状態などによってはインビザラインができない方もいらっしゃいます。
その場合、歯の裏側にワイヤーを装着する裏側矯正を提案することが多いです。

マウスピースのシェアが上昇しているようですが、ワイヤー矯正も進化しているのでしょうか。

たとえばデーモンシステムのように、新しい治療法が登場しています。
ワイヤーによる矯正は、歯にブラケットという器具を取り付け、そこにワイヤーを通し締めていく方法です。

従来は、ワイヤーをブラケットにゴムで縛り付けるやり方なのですが、デーモンシステムではブラケット自体がワイヤーを締め付けてくれます。

従来のやり方は、ワイヤーとゴムとの間に摩擦が起きます。そのため、歯にワイヤーで締め上げる力が十分伝わらない欠点がありました。

ですが、デーモンはゴムがないので摩擦が少なく、効率的に力を伝えてくれるので、より早く歯が動きます。
結果として治療期間を短縮することが可能になります。

裏側矯正と表側矯正とどんな点が異なるのでしょうか。

表側矯正は、患者さんにとって口の中の違和感が少ないと言われています。
装置をつけるとしゃべりにくい感じが出てしまいますが、表側矯正は慣れが早いですね。
裏側の場合は、舌に装置が常に当たってしまうので、違和感は強くなります。

仕上がりのスピードとしてはほとんど変わりません。
ただ、裏側矯正のほうが技術を必要とするので、クリニックによっては対応できない場合があります。

また、上の歯の方がワイヤーが目立つので、上は裏側、下は表側と使い分ける方もいらっしゃいます。

矯正器具による虫歯ができにくいことも裏側矯正のメリットです。
矯正器具を付けると、どうしても歯磨きがしづらくなり、虫歯ができやすい環境になります。

表側矯正と裏側矯正を比較すると、裏側矯正の方が虫歯ができにくいとされています。
理由は、唾液が歯の裏側のほうが多いからです。

唾液には抗菌作用があり、唾液が多い人ほど虫歯ができにくいと言われています。虫歯で歯が溶ける理由は「酸」ですが、唾液は口の中を中性に保つ役割も果たしているんです。

そのため、矯正器具を裏側につけると、唾液の効果で虫歯のリスクが軽減されると考えています。

とはいえ、歯磨きは裏側のほうがしにくくなります。どの矯正方法にしろしっかりとした歯磨きは不可欠です。

矯正後のアフターケアについて教えてください。

矯正治療が終わると、「もう終わりだ」と思ってしまう方が多いんです。しかし、後戻りは対策していないと確実に起こります。
一般的に動かした期間の倍は後戻りに気をつける必要があるとされていますね。

後戻りを防ぐためには、リテーナーの着用が必要です。
当院の場合、完了後半年は矯正治療中と同じように日中もリテーナーの着用をお願いしています。

だんだん着用時間は短くしていきますが、絶対歯列を崩したくないという患者さんは、一生涯リテーナーを着用される方もいます。

矯正クリニックの選び方について

多くの治療法があるなかで、患者さんご自身では判断が難しいことも多いと思います。その場合は、クリニックで相談するのがベターでしょうか。

小池先生

新しい技術もどんどん出てきていますが、クリニックによって対応できるものとできないものがあります。
また、患者さんによって歯の状況は異なります。最適な治療法は変わってくるので、カウンセリングを通して決めていくのがいいでしょう。

最近は抜歯を避ける傾向が見られるものの、抜歯をしないと理想の歯並びにならないこともあります。自分の希望を聞いてくれるからいい先生と判断するのもよくありません。

矯正治療は、アフターケアまで含めると長いお付き合いになるので、先生の人柄も含めて判断されるべきです。

この先生なら、ずっと診てもらいたいと感じたクリニックを選ばれるといいのではないでしょうか。

転居による中断を心配して、矯正治療に踏み切れない。といった方も少なくないようですね。

転勤などで治療に通えなくなると、治療進捗と金銭面、両方の負担が大きくなります。
遠方からの通院も不可能ではないものの、負担が大きくなりますし、トラブルが発生したときの対応が遅れてしまいます。

転居の可能性がある患者さんは、転院への備えがあるクリニックを選ばれるとリスクを下げることが可能だと思います。
治療方針や経過の共有もスムーズですし、再度同額の料金が発生することもないので、経済的なメリットがありますね。

インタビューに答えてくれたのはこの方

小池先生

  • 小池陵馬先生
  • 広島大学歯学部を卒業し、臨床研修後に出身地である愛知県で「岡崎エルエル歯科」を開業しました。
    東京都も含め7店舗の医療法人体制を取っており、患者さんが転居を理由に通えなくなった場合も、スムーズに転院できる仕組みを取っています。
東京の裏側矯正おすすめクリニック